昨年7月末以来、六甲山上の「シュラインロードの西国三十三カ所めぐり」の石仏群が見過ごされて、風化しつつあるのを「もったいない!」と心配して、協力者たちが見守り活動をしています。関係者との調整を続けていましたが、灘区内にある28番石仏から結願札所の33番石仏の6体を対象に、ササ刈りなどで周辺を整備して、目印の「標柱」を設置しました。「標柱」には「石仏ガイド」のQRコードも貼り付けて、石仏の札所やシュラインロードなども説明しています。

記念碑台や六甲山サイレンスリゾートから至近で、前が辻から舗装されたシュラインロードを2時間足らずで往復できる手軽な散歩コースになります。多くの市民や六甲山愛好者の皆さまに、六甲山上の貴重な歴史文化遺産に関心を持っていただき、ひいてはこの歴史文化遺産の維持や保全につながっていくことを期待しています。

このたび、「石仏めぐりあい散歩・案内」というチラシ(簡単なガイドマップ)を作成しました。六甲山上の集客拠点などに配布していきます。どうぞご利用ください。

舗装されたシュラインロードをゆっくり散歩

一番北側の第28番石仏に参拝

第28番札所は、天橋立近くの「成相山成相寺」

30番石仏に31番石仏「標柱」を追加設置

第32番石仏

第33番結願の札所、谷汲山華厳寺の石仏周辺のササを刈り整備しました

結願の第33番に第32番の「標柱」を追加設置

結願の札所、谷汲山華厳寺の満願堂(11月に現地訪問)

「石仏ガイド」QRコード

◎「石仏めぐりあい散歩」チラシ3