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市民セミナー報告書より

六甲山に春が迫っている

六甲山は先月にあった雪がなくなり、すっかり様変わりしていました。時々吹く風は冷たいものの、日差しは暖かくどことなく春の気配を感じました。今回午前中の参加者は5名と少なめでしたが、いつもの清掃活動に加えて散策路沿いの樹木の種類を確認しました。歩行の安全面について、散策路の階段の状態なども検討しました。

青少年教育キャンプ場開設から50余年

 六甲山YMCAは、戦後の荒廃から立ち直り始めた頃、1951年に日本初の青少年教育キャンプ場を創設し、以来、六甲山における代表的な野外活動の拠点となっています。子供たちが安全で楽しく、体験学習を通して「生きる力」を育てることに注力されています。
 所長の池田勝一さんからYMCAのこれまでの歴史や活動についてお話いただきました。約50年前に六甲山上のキャンプの様子を映したビデオも見せていただきました。

「野外教育は自分の力を養う」と池田さん

学生時代から現在にわたる池田さんのYMCAとの関わりや、青少年教育の意義を語っていただきました。施設再建の思いや、事業や経営の工夫についてもお聴きしました。YMCAの理念に共鳴しながら活動する池田さんに、生涯かけて取り組む熱意を感じました。子供たちが自分の力を養う上で、野外教育がいかに重要かを見直しました。

六甲山の活動を互いに支えよう

六甲山YMCAは、キリスト教の精神に基づいて活動していますが、宗教団体ではなく教育団体です。この誰でも使える六甲山上の貴重な施設を、みんなで活用できるように協力していきたいと思いました。池田さんたちの4年間の熱心な活動にもエールを送り、さらなる展開を期待したいです。