市民セミナー報告書より
桑田さんは自然に関わる名束ね役
当日は季節はずれの小雪がちらつきました。今回は六甲山の麓で暮らして70年になる、桑田結さんを講師にお招きしました。桑田さんは「ブナを植える会」の第5代目会長で、日本山岳会の関西支部にも所属され、登山や自然環境などの束ね役として活躍されています。幼少期から現在にわたる六甲山との関わりや今後について熱く語っていただきました。
「ブナを植える会」は環境保全の代名詞
「ブナを植える会」は、兵庫県の自然環境の保護・育成を目的として森づくりに関わっている代表的な市民団体です。会員は350名で、但馬地方や六甲山を中心にブナの植樹や育樹の活動をされています。桑田さんは設立時のメンバーで、25年間にわたる様々な活動についてご紹介いただきました。ブナは育ちにくく、成長も遅い樹木だそうです。数十年後のことを考えて植樹する息の長い活動に感心しました。
六甲山を生かすアイデアも豊か
講演の後、恒例の焼き芋の他に、ケーキやアルコールなど沢山の差し入れをいただきました。みんなで楽しく懇親し、盛り上がりました。
交流会では当会の活動報告をしました。桑田さんから六甲山上を東部・中央部・西部の3つに分けてそれぞれを楽しむ構想もお話され、六甲山を生かす議論で賑わいました。
盛りだくさんの3周年記念
平成17年度最後の市民セミナーも盛況に終わり、36回の継続開催を達成しました。新しい参加者が加わり大変充実しました。
交流会で挙がったアイデアのいくつかの実現を検討し、六甲山を楽しめる環境を整備していきたいと思います。