市民セミナー報告書より
近畿自然歩道の整備を開始!
9月も半ばに入り、六甲山はすっかり涼しくなっていました。午前中のボランティアでは、今回から散策路整備を本格的に着手し、道沿いのササを刈りました。貴重な植物を切らないよう注意しながら進めました。参加者は19名と、過去最高記録でした。
上田さんは植生調査のプロ
セミナーには27名が参加しました。講師は、植生調査のプロである上田さんです。1年の半分近くは日本各地で植生調査をされています。
まず、植生の種類や分布などについてお話していただいてから、自然保護センターを出て、実際の植生調査の現場へ向かいました。近畿自然歩道脇のスギ植林で調査のポイントや、調査票への記入の仕方など、現場で実践されているプロの観点からお話していただきました。
ササを刈ったあとの植物の出現が楽しみ
散策路整備の様子は、上田さんにも見ていただきました。講演の際には「林の縁のササ刈りは、非常に効率が良い整備方法だ」というご意見をいただきました。ササを刈った後から、どのような植物が出てくるかが楽しみです。
散策路整備に弾みがつきます
散策路の整備は市民団体が中心になって「六甲山環境整備協議会」を立ち上げて実践しています。今回の「六甲山の植生調査」というテーマで上田さんに教えていただけたことは絶好のタイミングでした。六甲山で市民が参画する活動を今後も盛り上げていきたいと思っていますので、たくさんの方のご協力をお待ちしています。