市民セミナー報告書より
午前中は着々とササ刈り
秋晴れの空の下、今月も近畿自然歩道のササ刈りを進めました。前回整備した散策路は明るくなり、植物の出現が楽しみです。整備には12名が参加されました。2回目のササ刈りでコツを掴んできたのか、予定を上回るペースで進みました。
以前から問題にしていた、坂道や路肩の崩れやすいところには森林整備事務所によって丸太で補強がされて、歩きやすくなっていました。
次々と探求を広げる田井さん
セミナーの講師は、神戸市立博物館の田井さんです。田井さんは博物館が設立される前の準備室当時から勤務されています。神戸の開港からの歴史、ギュリキマイマイ、青い目の人形など、時代考証を踏まえたしっかりとしたお話が聞けました。田井さんは歴史だけでなく、自然分野にも探求を広げておられ、セミナー当日はスミスネズミ捕獲隊にも参加されるということでした。
神戸開港以来の外国人の活躍
神戸の開港の歴史を知り、明治から大正時代の神戸の外国人の活躍ぶりを知りました。スライドでは明治時代の神戸や六甲山の写真を見せていただき、昔の様子がよくわかりました。
青い目の人形のお話では、戦前の日米友好を図る草の根の市民活動を知り、忘れてはならない歴史のひとこまを見直すことができました。
六甲山開発を担った居留地の外国人
外国人による六甲山の開発は神戸開港に端を発するというお話で、居留地の生活文化と、六甲山との結びつきを深く理解することができました。
私たちも、ただ六甲山に上るだけではなく、現在目に触れるものの背後にあるものを知った上で、六甲山の活動に取り組みたいと、思いを新たにしました。