市民セミナー報告書より
みごとなアジサイの中、当日参加者も多数
「あと数日で梅雨明け?」と気象庁の声が聞こえる中、正午を少し過ぎた時自然保護センター前のベンチに腰を掛けていました。するとセグロセキレイが姿を現し又ケーブル山頂付近でもコゲラ、シジュウガラの声も聞こえていました。市民の森、六甲山とさえずっているようでした。さて、本日の市民セミナー参加者が楽しみに待っていました「六甲山のアジサイ」の話が始まります。
六甲山がアジサイでいっぱいに
六甲山に暮らして33年の米村さんが、保養所のゴミ置場付近にアジサイを植えられました。ゴミ置場の周りは青々と育ったアジサイがその場を飾りつくしました。昭和50年「花と市民の協定」条例第1号として5年間で2万本のアジサイを植えられ、まさにアジサイづくしに花が咲きました。又その昔、氷が作られていたツゲ池は三分の一が歩道になり信号機も設置されました。そのツゲ池前に「アジサイ園」を作られ今では各種のアジサイを楽しむ事ができます。と淡々と話されている内に、六甲山のアジサイの歴史に全員が入門していました。
アジサイについて博識になった
アジサイの殆どは鑑賞用とされていますが、栽培されているものは日本原産種でした。アジサイの本種は15種~16種で、園芸種は500種~1000種にも至ります。六甲山地は夏でも25℃~30℃までの気温で霧が多く適度な湿度等、アジサイの育つ条件に適しているそうです。六甲山の酸性地ではブルーのアジサイが今年も見事に咲いていました。(中略)
・アジサイの家系図って何?
・アジサイって何色?
・米村美穂さんの観察記録
・挿し木実習など
あぁっ…と言う間に
米村さんのアジサイに於ける熱弁は参加者一同、納得と満足に心打たれ、帰り道では、おそらく来た時以上に「六甲山のアジサイ」に愛情を持って見守って戴ける事間違いなしといった所で会を終了しました。
(※尾崎さんにレポートを提供して頂きました。)