市民セミナー報告書より
市民セミナーなどの活動をパネル展示
前日の雨とは一転した快晴です。午前中の景観整備活動などには9名が参加しました。作業班は笹刈りや測量調査の準備作業をしました。
11月の閉館までレクチャールームに当会の5年間の活動を紹介します。市民セミナーや各種イベントのパネル壁面に貼り付けました。
保育と自然がライフワークの久門田さん
講師の久門田さんは神戸市の男性保育士第1号になった方です。「五感を取り入れた保育」をテーマに、自然に触れ合う直接体験に注力されています。
魚釣りと昆虫採集が趣味で、余暇時間のほとんどをつぎ込まれているとのことです。
2ツ池との出会いは、かつて当会の冬のイベントに参加された際で、2ツ池のたたずまいや下部の沢筋で発見したツララの美しさに魅せられたことです。以来、「ロマン」に駆り立てられたとのことです。
半年間の地道な調査
記念碑台からすぐ近くの2ツ池には手が加わっていない自然が残り、様々な生物の営みが密やかに繰りひろげられています。探究心旺盛な久門田さんは、今年の4月から9月までの半年間、熱心に水生生物の生息調査や周辺環境の調査にも携わってこられました。
この地域を調査することが、六甲山全体の生態系やその変化の道程を探るモデルの一つになると考えておられます。今回はその中間報告をしていただきました。
久門田さんの活動を精一杯支えたい
当会では「六甲山環境整備協議会」を設立に加わり、2ツ池周辺を含む自然環境の保全と整備に取り組んでいます。そして、地域全体の環境や生物の生態を調査することを基盤にして、環境保全や自然再生を考えていこうとしています。久門田さんが取り組まれている調査はその柱となる重要なものです。久門田さんと一緒になって活動を担っていくつもりです。