参加申し込み

市民セミナー報告書より

雪化粧の六甲山

震災から14年目のセミナー当日、六甲山は雪化粧でした。YMCAの星の池も凍結していました。

雪の中、午前中の環境整備には15名が参加。実験区画の境界に張ったロープが雪に埋もれ、探すのも一苦労でした。大人数で樹種調べの作業を楽しみました。

「自然の家」の経営に熱い意気込み

今回の市民セミナーは、神戸市立自然の家・指導主事の池田さんにお願いしました。当日は直前まで資料準備をされて、昼食抜きで講演を始められました。100枚以上のスライドや配布資料をご用意いただき、講演にかける熱意を感じました。

神戸市立自然の家は、06年から指定管理者制度で財団法人神戸市体育協会が運営しています。施設の利便性向上と経費節減、さらに冬の利用者獲得など経営全体の課題に対し、切実感を抱かれて日々奮闘されています。

環境体験学習の充実を図っている

青少年のための教育施設である「自然の家」は、市街地から近い野外体験活動の拠点です。環境体験学習の施設として、自然や人とのアクティビティを高める様々なカリキュラムも用意して、学校の教育を支援しています。

また、アウトドア入門キャンプなど市民の利用を促進する事業にも力を入れており、利用率は36%になっています。07年度から兵庫県の環境体験事業がスタートし、野外施設への小学3年生の受け入れ態勢を整えています。自然環境を生かした環境学習のカリキュラムづくりにもスタッフの皆さんで知恵を絞っておられ、新たな環境教育の提案も課題になっているとのことです。

小学生も参加! 六甲山上の環境学習を拡げたい

大人に混じって六甲山小学校の大石君と斎藤君の2人が熱心にメモを取っている姿は印象的でした。当会の「六甲山子どもパークレンジャー」の環境学習との接点ができたようで、今後の協力や連携を大切にしたい。